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日本との貿易摩擦は少ない、カナダの貿易とは

カナダは隣接するアメリカ合衆国とのつながりが強く、その影響を受けやすいと言われている。また、天然資源に恵まれていることから、貿易依存度が高い傾向も見られる。ではそんなカナダの貿易構造はどのようになっているのだろうか。

 

まず林業を挙げておこう。国土の約54%を森林で占めているだけあり、林業が盛んである。しかも寒冷なカナダの気候では紙やパルプの原料になる針葉樹林が多いため製材が積極的に行われている。生産量は世界一。世界全体の生産量の2割を占めている。もちろん、重要な産業、輸出品となっていることは間違いない。

 

あまり知られていないところでは石油資源に恵まれている点がある。世界の石油埋蔵量では世界第3位。1位がサウジアラビア、2位がベネズエラ、下の4位がイランであることを考えれば意外なほど石油に恵まれている国であることがわかる。ただ、おもな産油国とは異なり、石油の輸出を行いつつも並行して輸入も行っているのが他の産油国にはない大きな特徴だ。

 

天然資源ではもうひとつ、ウランの生産量も上げておきたい。2008年までは世界で最も生産量が多い国だった。ここ数年の間に世界全体の生産量が増加したことで1位の座をカザフスタンに奪われたものの、現在でも重要な産業となっている。

 

カナダの貿易構造と日本との関わりも見てみよう。日本はカナダにとって輸入・輸出とも第4位の相手となっている。1位はアメリカ。輸出に至っては7割以上を占めている。5位にもメキシコが入っており、やはり北米貿易協定(NAFTA)の影響が大きいことが窺える。なお、輸出品目のトップは原油、輸入は機械類となっている。

 

日本との貿易品目では輸出が石炭、なたね、肉類、木材、銅鉱と上位を天然資源で占められているのに対し、輸入は自動車、機械類、自動車部品、航空機部品など工業関連で占められているのが大きな特徴だ。この点はカナダの貿易構造の特徴とピッタリ一致している。今後天然資源に頼らず工業やIT産業の振興をどれだけ実現できるかがカナダ経済の鍵となるだろう。

 

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