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この業界は伸びる!日本人の雇用機会も・・

カナダは現在ハイテク産業の推進を国を挙げて行っている段階にある。少なからぬ国が同じ取り組みを行っているが、カナダはその中でもとくに成功している国といえるだろう。では現在のカナダのハイテク産業はどのような状況にあるのだろうか。

 

この国のハイテク産業でとくに強いのが電子製品や半導体。この分野の雇用規模は2010年時点で1万5000人ほど。この業界でカナダ全土の製造業の生産高の約1.2%を担っている。IBMが擁する世界で最も規模の大きなチップ組み立て工場もカナダのケベック州ブロモントにあります。国内企業では電子通信用チップのザーリンク社や補聴器向けのチップを製造しているジェナム社なとが世界的に有名な企業として挙げられます。こうしたマイクロエレクトロニクスの豊富な実績やノウハウやIT産業の振興にも役立っている。

 

続いてバイオ産業。次世代エネルギーとも関わるこの分野もカナダが近年力を注いでいる分野だ。連邦政府ではバイオ産業育成支援策を積極的に行っており、研究助成金や税金の優遇などの制度を用意している。その成果は着実に現れており、世界的に見てもこの分野における先進国といえる。なお、カナダのバイオ関連の約半分は医薬品など医療の分野に従事しているのが大きな特徴となっている。

 

それから航空機部門。連邦政府では自動車と並んで航空機部門の振興を国の産業推進の鍵と見ている。2013年には連邦政府による支援の強化が打ち出され、メーカーによる事業拡大や開発・研究を促している。この分野では航空宇宙部面への取り組みも積極的な点が大きな特徴で、2007年には「航空宇宙・防衛イニシアチブ(SADI)」が設立され、長期的な視野のもとでの生産性の向上が求められている。

 

こうしたハイテク産業への取り組みは豊かな天然資源に依存しがちだったカナダ経済をより多様化、そして安定化させるための重要な鍵となるだろう。取り組みは順調に成果を出しているだけに、今後の展開が注目される。日本とも関わりが深い国だけに注意して見守っていきたい。

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