カナダの国土・気候・人種・言語・生活習慣

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カナダの国柄や人種のことなど

カナダは世界で2番目に国土が広い国であることはよく知られている。また、トップのロシアと同様、気候の問題で人が暮らせる地域が少ないことも。世界地図を見ても分るように、カナダの国土は北米の北半分、そのほぼ全域が寒帯・亜寒帯の気候となっており、寒冷な地域も多い。中にはシベリア並みの寒さ、あるいは世界でも指折りの豪雪地帯もある。そのため人口は約3400万人。3億人を越えるアメリカとは比較にならない水準となっている。ただ、それが自然がもたらす豊かな天然自然をもたらし、国民に大きな利益をもたらしている点も忘れてはならない。

 

アメリカ同様、カナダも移民によって建てられた国だ。この点は人口比率を見ればよくわかる。もっとも多いのがイングランド系で21%、ついでフランス系が15.8%、スコットランド系が15.2%、アイルランド系が13.9%、イタリア系が5%、中国系が4%と続く。カナダというとイギリスの旧植民地だったため、イギリス移民が多いように思えるが、実際にはこのように雑多な構成となっている。ただ、この住民構成が民族問題をもたらすようなことはほとんどなく、人口の3分の1が自らをカナダ人と主張しているなど、カナダ人としてのアイデンティティの方が強く出ている面がある。なお、人種の比率では白人が83.7%、南アジア系が4%、中国系が3.7%、黒人が2.5%、先住民族が3.8%。アメリカ合衆国に比べると黒人の比率が圧倒的に少ないのが大きな特徴だ。

 

言語も見てみよう。旧イギリスの植民地、そしてアメリカとの密接なつながりから英語を連想する人も多いだろう。実際には国の公用語は英語とフランス語の2つ。1969年に制定された公用語法ではこの2つの言語がまったく平等な地位にあることが定められている。実際に使用している頻度は英語が約58%、フランス語が約22%。この点は地域ごとの格差もあり、有名なところではフランス系移民が多いケベック州ではフランス語のみが公用語としており、住民はもっぱらフランス語を使用して生活している。

 

国民の生活習慣を一言でいえば「ゆとりを持っている」といえるだろう。夏休みは2週間〜1ヶ月程度とることもできる。厳しい気候のため、楽しめるときはゆっくり楽しむといった考えが根付いているのかもしれない。